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第27部分

好き≠恋(日文版)-第27部分

小说: 好き≠恋(日文版) 字数: 每页4000字

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 親指が先端を潰すようにこねくり回され、残りの指が竿を扱く。短く息を吐き出して、健人は声だけは抑えた。足が震えて、腰に熱が溜まる。自分の手でやるよりも、断然に気持ちよかった。
「……健人、イきそ?」
「ん、うんっ……」
「イっちゃっていいよ」
 耳元で囁かれて、歩の体が健人から離れた。何をするのかと目で追っていると、歩の顔が股間に近づく。ぎょっとしている間に、パクリと銜えられて健人は激しく動揺した。
「な、何してっ!」
 驚きすぎてさっきまで込みあがってきた熱が一気に引いた。目の前に突きつけられている光景が強烈過ぎて、見ていられなかった。歩は何も言わずに、舌を動かして指もそれに合わせる。驚いて引いた熱が、また戻ってきた。まるで、波のようだった。
「や、ぁ、ちょっ……!」
「イきたいなら、イっていいって」
「あっ、でも、このままじゃっ……!」
 口の中に出すなんて健人からしたら考えられないことだった。パンツのゴムに手をかけられ、一気にずり下ろされる。膝下までズボンと一緒にパンツも下ろされて、まだ明るいリビングにひどい惨めな格好で寝転がっていた。
 眩むような光景だった。
「や、だっ……、あゆっ、むっ!」
「ヤダって言う割には、こっちは、我慢できなさそうだよ」
 指で裏の筋を撫でられ、健人は背中を仰け反らした。我慢が出来なくなり、足ががくがくと震えてくる。腰に溜まった熱は、前へ前へと進んでギリギリのところまで達していた。
「はっ、うっ、んんっ……、イくっ……!」
 言ったと同時に歩の口の中へ吐き出してしまった。体が硬直してゆっくり息を吐きだすと、歩の口が体から離れた。喉が動いたのを見て、羞恥に駆られた。とんでもなく恥ずかしいところを見られ、イかされ、飲みこまれたのだ。こんなにも恥ずかしいことは無い。今まで経験したこと無いぐらい、恥ずかしかった。
「顔、真っ赤だよ。健人」
 歩の手が睿Г松欷婴啤⒂H指で擦られた。上半身は首まで服を捲りあげられていて、下半身は膝までズボンを下ろされている。恥ずかしいどころではなかった。
「だって、お前が!」
「さて、健人が気持ちよくなったことだし、そろそろ俺も……」
 歩の手が再び健人の下半身に伸びようとしたとき、バタンと車のドアが椋Г蓼胍簸劋长à俊6摔悉饯螆訾怯仓堡贰⑿vの様子を伺う。父と母が帰ってくるのは、今日の夜か明日の朝と聞いていた。まだ午後4時だから、帰ってくるには早すぎた。
 ガチャと玄関が開く音が聞こえて、健人はすぐにズボンを履いた。もたつく手でチャックとボタンを椋Г幛啤⑹驻蓼菕预辘ⅳ菠椁欷糠蛳陇私丹恧埂6藫Bってソファ俗辍⑿vに背を向けた。
「たっだいま 
 元気な声が聞こえて、二人は気まずそうに振り向き「……お帰り」と予定よりかなり早く帰ってきた母に、苦笑いをした。
手軽な荷物で帰ってきた母とは裏腹に、父は重たい荷物を引き摺りながら家へと入ってきた。この気まずい雰囲気を可笑しいと思われる前に、歩は立ち上がって「手伝うよ」と父が抱えている荷物を手に取った。
「健人」
「……何?」
 話し掛けてきた母に、健人は出来るだけ普通に答えた。腰に手を当てた母は「今日の夕飯、買い物行ってきたの?」と高圧的に尋ねてきた。機嫌が悪いのかどうかは分からないが、少しだけ様子が摺盲皮い俊
「……まだ、だけど? 母さん、疲れてるんだから、今日は俺がやるよ。買い物も今から行くし」
「じゃぁ、今日はもうご飯食べに行きましょ。健人に家のことをまかせっきりにしちゃったし。歩君、何が食べたい?」
 突然話しかけられた歩は、それに驚き、ゴトンと持っていた荷物を落としてしまう。
「え、あ……、食べたいもの?」
「そう。健人も何か食べたいものある?」
 歩から視線を健人に移され、なんて答えていいのか分からなかった。そっと歩に目を向けると、歩も困ったように笑うだけで何も言わない。今は食べ物よりも、どうして帰ってきたのだという気持ちのほうが強かった。怪しまれないよう、普通に接するのが大変だった。
「……特には、無いかな。何でもいいよ」
「あ、じゃぁ、俺、焼肉食べたい」
「じゃ、焼肉にしましょ。6時には出るから、準備しておいてね」
 そう微笑んだ母を見て、健人は立ち上がった。6時から出かけるのなら、まだ時間は十分にあるので自室へと上がる。その後ろをバタバタと追うような足音が聞こえて、健人は振り返った。歩が物凄い勢いで階段を駆け上がってくる。
「ちょっと、待って」
「……何だよ」
 顔を合わせることも気恥ずかしい健人は目を逸らして俯く。母がいきなり帰ってきてくれたから、あの状態でやめることが出来た。帰ってこなければ、流されるまま、ヤってしまっていただろう。それがどれほど恥ずかしいことか、今考えると顔から火が出そうだった。
「俺の部屋、いこ」
「……え」
「変なことはしないから。ね?」
 変なことはしないと言っても、先ほどやられたのだ。信懀预蠠oいけれど、腕を引っ張って部屋に連れて行かれてしまっては、拒むも何も無かった。初めて入る歩の部屋は思った以上に、綺麗だった。
 部屋に入るなり、キョロキョロとしている健人に「あんまり部屋の中、見ないで」と歩は苦笑いをした。汚くしているつもりもないが、綺麗にもしていない。あまりじろじろ見られると、見られちゃまずい物まで見られそうで怖かった。
「適当に座って」
「……うん」
 適当にと言われてもどこに座っていいのか分からず、健人はテ芝毪吻挨俗盲俊<窑沃肖恰⒆苑证尾课荬乳g取りも同じなのに、他人のテリトリ巳毪毪长趣长螭胜摔饩o張するとは思わなかった。蒸し暑い部屋の中に、冷たい風が吹き始める。
「驚いたね。まさか、あんなに早く帰ってくるとは思わなかった」
 歩は健人の隣に座って息を吐きだした。さっきまで抱き締められたり、それ以上のことをしていたと言うのに、隣に居るだけで緊張していた。上手く言葉を出すことが出来ず、健人は目を逸らして床を見つめた。なんて言って良いのか分からない。一瞬にして部屋は無音になり、沈黙が続いた。
 隣にいる歩が動く気配がして、健人は最高潮に緊張した。また先ほどと同じことをされても、拒めるとは思えない。ぎゅっと目を椋Г袱皮い毪取⒓绀酥丐撙蚋肖袱平∪摔夏郡蜷_けた。
「……ね、て……、る?」
 目を椋Г袱皮工浃工浃惹尴ⅳ蛄ⅳ皮皮い霘iを見て、健人は大きく息を吐いた。先ほどまで緊張していた糸がウソのように解かれ、緊張していたことがバカバカしく感じる。ここ最近、眠れなかったのは歩も同じだったのだろうか。肩に温もりを感じながら、健人まで眠りについてしまった。
 互いに好きあっていたとは、お互いに思っていなかったのだろう。こんな不安定な気持ちほど、思考を乱されることはない。
 好きと言う気持ちが、恋に変わりつつあった。
 母の怒鳴り声で目を覚まし、二人は慌てて1階へと降りた。約束の時間は6時で、怒鳴られたのは7時を過ぎた頃だった。
「二人揃って寝てたってどう言うことよ。6時って言ったじゃない」
「ごめんって、母さん。まぁ、早く行こうよ」
「そうね」
 時間を守らないことを嫌う母は車中でも不機嫌だったが、焼き肉屋に入るとその不機嫌さもどこかへと消えてしまったようだった。メニュ蚱证说陠Tにどんどんと注文をして行く。昔から、母はこうやって食べにくると羽振りが良かった。レストランで健人に「食べたいものは何でも言いなさいよ」と言って、勝手に頼んで行く姿を思い出した。
「来月、博人さんの13回忌なんだけど、みんなで行くわよ」
 はっきりとそう言った母に、健人は箸を落としそうになった。まさか、義父の前で父の話をするとは思っていなかったし、13回忌に歩や義父を連れて行くとも思わなかった。去年の墓参りは二人で行ったから、余計だった。
「……え、何で?」
「何でって、親戚関係にも説明しなきゃいけないし。本人たち、居た方が良いでしょう? まぁ、勉さんと歩君がイヤだって言うなら良いけど」
 健人が二人に視線を向けると、歩は肉を食べながら「健人のお父さんの13回忌でしょ、行ってみたい。父さんが行くって言うなら、行くよ」と返事をした。義父も大してイヤそうな顔をせず「歩が良いって言うなら、行くよ。行ってみたい」と興味を示していた。はっきり言って関わりもない父の13回忌に顔を出してくれるとは思わず、健人の気持ちは眩jだった。けれど、これからも父が死んだことやこう言うことは付きまとってくる。二人が気にしないなら、健人も気にしない方が良いと思った。それに、純粋に歩が行ってみたいと言ってくれたのは嬉しいことだった。
「じゃぁ、決定ね。ちゃんと、起きなさいよ。あんた達」
 にっこりと笑みを向けた母に、二人は「はぁ工确凳陇颏筏啤⒛郡吻挨藖Kべられた肉を食べていた。

 天気は良好、日中の最高気温は35度を超える真夏日だった。そんな中、ぅ供‘ツを身に纏った健人は汗を流しながら、正座していた。ジ俯‘とセミの鳴き声に混じって、僧の声が聞える。13回忌と言うことで親戚関係も人が集まり、歩や義父の姿を見るなりに嫌悪を露わしていた。こんなことになるのはある程度予想していたのか、二人は後ろの方に座っていた。
「景子さんと健人君、ちょっと良いかね。佐偅丹螭仙辘吩Uないが……、ちょっとだけ席を外してほしい」
 法事が終わるなりに祖父から声をかけられ、健人と母は別室へと移動した。出て行き際に歩に目を向けると、歩は心配そうな顔をして健人を見つめていた。義父も母を見てそんな顔をしていたので、親子揃って似た顔をしていると健人は少し笑ってしまった。何を言われるかは分かっている。父の法事に、再婚相手を連れてくると言うのはどう言うことだと追及するつもりなのだろう。母はまっすぐ、祖父を見つめていた。
「景子さん、どう言うことなんだね」
「何がですか?」
「今日は博人の13回忌であって、命日でもある。そんな日に、あんな……、再婚相手を連れてくるなんて……」
 祖父は顔を顰めて母を睨んでいるようだった。健人は母の隣に座って何も言わず、文句を言っている祖父の顔を見つめていた。少ししてから祖母まで中に入ってきて、祖父の隣に座った。歩や義父を連れてきたことに、かなり腹を立てているようだった。
「何か、悪いことでもしましたか? 博人さんを貶すようなことを、あの二人が言いましたか?」
「そう言う問睿袱悚胜い坤恧Α2┤摔⒖砂毪馈
 項垂れる祖父を見て、健人の胸が少しだけ痛くなった。祖父の言いたいことも分かるし、健人も前までは同じことを思っていた。再婚をすることで、母が父のことを忘れてしまうのではないかと。そんな風に思うことはあったけれど、母はそんな薄情な人ではない。忘れないためにも、歩と義父をここに連れて来たのではないかと、健人は思っていた。
 母が昔、愛した人を知ってもらいたい。そんな単純な理由だと、思っていた。
「……可哀想、ですか」
「そうだろう! 君は博人に対して失礼なことをしているとは思わないのかね!? 私たちにだって、再婚した後に報告なんて……。酷過ぎるだろう」
 糾弾されているが、母はしっかりと前を見て現実から目を逸らしたりなどしていなかった。そんな母の姿を

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